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屋根張り替えの費用相場はいくら?屋根材別の費用や安くする方法も解説します

2023.06.25
 屋根の張り替え工事とは、既存の屋根材をすべて撤去し、新しい屋根材を張り付ける工法のことです。一般的には「葺き替え(ふきかえ)」とも言われています。
屋根の工事には塗装、重ね張り、張り替えの3つ種類がありますが、その中でも張り替えは大がかりな工事になるので工事費用も高額になりやすいです。そのため、正しい知識を持った施工業者に相談しながら工事を決めるのが良いでしょう。
本記事では、屋根の張り替え工事の費用相場や屋根材別の特徴、メリット・デメリットなどを解説していきます。
この工事、わたしの家だといくらかかる?

屋根張り替えの費用相場

屋根の張り替え費用は平均的な30坪の住宅の場合で、160万円~250万円ほどになります。この費用は「どの屋根材からどの屋根材に張り替えたのか」で変動します。

張り替え前 張り替え後 費用相場
スレート屋根 スレート屋根 100万円〜150万円
  ガルバリウム屋根 150万円〜200万円
ガルバリウム鋼板 ガルバリウム屋根 150万円〜200万円
  スレート屋根 100万円〜150万円
瓦屋根 瓦屋根 200万円〜250万円
  スレート屋根 120万円〜160万円
  ガルバリウム屋根 159万円〜200万円

屋根張り替えの工事単価

屋根の張り替え工事の内訳は以下の通りです。ここでは、それぞれの工事内容と工事単価を紹介します。
・足場の設置
・既存屋根の撤去
・下地の補修
・新しい屋根の設置
・その他の費用

足場の設置費用(600~1,000円/㎡)

足場の設置は屋根工事をする場合には必ずかかってくる費用です。足場は工事面積によって変動しますので、屋根や住宅の面積が大きければ大きいほど加算されます。
業者によっては「足場代無料!」と謳った広告を出している業者もありますが、足場代が無料になることはまずありません。その場合は、実質別の工事費用に上乗せされているだけなので注意しましょう。

既存屋根の撤去費用(2,000~3,000円/㎡)

屋根の張り替え工事では既存屋根をすべて一度はがすことになるので、その撤去および処分にかかる費用が含まれます。

下地の補修費用(2,000~3,500円/㎡)

既存の屋根をすべて撤去した後は、下地部分の補修を行います。築年数が古い住宅の場合は、下地部分が腐食していることも多いです。この費用は下地の劣化状況・劣化範囲に応じて費用が変動するため、状態の悪い部分が広範囲になっていると高額になっていきます。
一方、一度屋根を取り付けてしまうと下地部分の補修ができなくなってしまうので、今後も長くその住宅に暮らしていく方であれば、多少お金がかかっても下地補修までしっかり行うことをおすすめします。

新しい屋根の設置費用(6,000~10,000円/㎡)

下地処置が終わったら、新しい屋根材を取り付けます。屋根材の設置費用は屋根材の種類によって変動します。
スレート屋根であれば4,000~8,000円/㎡、ガルバリウム屋根であれば6,000~12,000円/㎡、瓦屋根であれば9,000~16,000円/㎡ となります。
近年人気が高いのは、軽量素材で耐震性の高いガルバリウム屋根です。軽量で建物への負担が少ないので、張り替えでも重ね張りでも導入することができます。

その他の費用

足場、既存屋根の撤去、下地補修、新しい屋根材の設置以外にもかかる費用があります。もし既存の建物が古い場合は屋根にアスベストが含まれている可能性があるため、その除去費用がかかったり、棟板金の交換などもかかります。
屋根の張り替え費用は、屋根の劣化状況・工事範囲によっても変わってくるので正しい見積もりは専門の施工業者に相談するのが良いでしょう。

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屋根材の種類と特徴

屋根の張り替え費用は、屋根材の種類によって変動するという話をしました。ここでは、代表的な屋根材とそれぞれの特徴、メリット・デメリットなどを解説します。各屋根材について正しく把握して、自宅に合う素材を選びましょう。

スレート屋根

スレート屋根とは、セメント素材を厚さ5mm程度の薄い板上にした屋根材です。今の日本の住宅において一番普及している屋根材と言えます。スレート屋根のほかに「コロニアル」「カラーベスト」などと呼ばれることもあります。
スレート屋根の中にも「天然スレート」「化粧スレート」などの種類がありますので、ご自宅に合う屋根材を検討しましょう。
・天然スレート・・・粘板岩という天然素材を薄く板状にした屋根材。天然素材なので高級感があり、耐久性にも優れている。一方で、素材単価および工事費用が高い。
・化粧スレート・・・セメントを人工的に固めて板状にした屋根材。一般的なスレート屋根はだいたい化粧スレートが採用されている。一般的に普及している素材なので素材単価も工事費用も安く抑えられる。

スレート屋根のメリット・デメリット

スレート屋根のメリットは「価格が安い」「色やデザインのバリエーションが豊富」「対応できる施工業者が多い」という点です。スレート屋根は多く普及している素材なので施工できる業者も多く、工事費用も安く収まります。
一方、スレート屋根のデメリットは「割れやすい」「定期的なメンテナンスが不可欠」という点です。スレート屋根はセメント素材でできているので、雨水を吸収してその後乾燥することで当初よりもひびが入りやすくなります。そのため、耐用年数も他の屋根材と比べると短いです。
また、時間が経過することでどんどんひび割れしやすくなるため、5年に一回程度は業者に点検・メンテナンスをしてもらう方が良いでしょう。

ガルバリウム屋根

ガルバリウム屋根とは、金属屋根の一種で「アルミニウム55%、亜鉛43.4%、シリコン1.6%」で構成されたメッキ鋼板のことです。トタン屋根などの金属屋根に比べて、さびにくく、劣化しにくいという特徴があります。

ガルバリウム屋根のメリット・デメリット

ガルバリウム屋根のメリットは「軽量で耐震性に優れている」「サビに強く、耐久性が高い」「ひび割れなどが起きない」という点です。ガルバリウム屋根は他の屋根材に比べて非常に軽量なため、張り替え時に建物への負担が少なく、建物全体の耐震性も上がります。また、金属素材なので経年劣化によってひび割れが起きることはありません。
一方、ガルバリウム屋根のデメリットは「外部からの衝撃に弱く、へこみやすい」という点です。薄い金属素材になるのでひび割れることはありませんが、外からの衝撃でへこむことはあります。それが心配な方はできるだけ厚みのある商品を選ぶことをお勧めします。

瓦屋根

瓦屋根とは、粘土を焼いて成形した瓦を使っている屋根のことです。昔ながらの日本家屋で使われている重厚感のある屋根です。瓦屋根にも陶器瓦、セメント瓦、銅板瓦などの複数の種類があります。
瓦屋根のメリット・デメリット
瓦屋根のメリットは「耐用年数が50年以上で耐久性が高い」「断熱性・遮音性が高い」という点です。瓦は焼き物なので他の屋根材よりも耐久性が高いです。また、瓦屋根は瓦を重ねることで空気層が多くなるため、外の空気が屋内に伝わりにくい構造になっています。また、原料である粘土は音を吸収しやすいため、外の音が屋内に伝わりにくいという特徴があります。
一方、瓦屋根のデメリットは「重いので耐震性が劣る」「自然災害に弱い」という点です。瓦屋根は他の屋根材に比べて重量があるため、建物への負担が大きいです。家の上部に重量があると地震の際に家が揺れやすくなります。
また、瓦は地震や台風などで飛んだり、落ちたりする可能性もあります。
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屋根の張り替え費用を安くするコツ

屋根工事の中でも屋根の張り替えは工事費用が高くなります。ここでは、できるだけ工事費用を安くするコツについて紹介します。

複数の業者から相見積もりを取る

屋根の張り替え費用を安くするには、複数の業者から相見積もりをとるのがおすすめです。
屋根の張り替え工事は既存屋根の劣化状況によっても変化するため、正しい知識をもった施工業者に見積もりを依頼する必要があります。
その際、1社だけだとそれが適正価格なのかがわからないため、3社以上から見積もりを出してもらってから比較検討することをおすすめします。

自社施工で対応している業者に依頼する

屋根や外壁、リフォームなどを行っている業者はさまざまあります。業者によっては注文だけを受け付けて、実際の工事は別の下請け会社に依頼するという体制を取っている業者もあります。その場合、中間マージンが発生するため、費用が高くなる傾向にあります。
一方、完全に自社施工ができる業者の場合は、営業から提案、工事、アフターサービスまで一貫して行っているので高品質で安く工事ができます。

自治体の助成金を利用する

お住まいの地域の自治体が屋根工事に対して工事費用の一部を補助するような助成金制度がある場合には必ず活用するようにしましょう。自治体によっては制度自体がない場合もあるので注意してください。
リフォームに関する助成金制度の多くは、工事費用の10%~20%(上限10万~20万円)を助成してくれます。各自治体に助成金制度があるかどうかは、自治体のHPや窓口で確認するのが良いでしょう。
この工事、わたしの家だといくらかかる?

まとめ

本記事では屋根の張り替え費用や各屋根材の特徴などをまとめてきました。屋根の張り替え工事は他の屋根工事の中でも高額になるので、正しい知識をもった業者に費用の見積もりを依頼するようにしましょう。
ガイソーではお客様のご要望やご自宅の屋根の状況に合わせて、最適なご提案をさせていただきます。メールやお電話、資料請求にてお問い合わせください。
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